試作的ポエム
#1
ウンコ踏んじゃった
ウンコ踏んじゃった
ウンコ踏んじゃったから 萎えちゃった
雨降ってきた
雨降ってきた
雨よく降ってきた 救われた
***
水たまりに 靴を浸して
壁蹴り 延々繰り返した
トンネルのコンクリートには
無数の染みが できていた
いつしか 雨は止んでいた
#2
君がしゃぶったソーセージ
ウシさんブタさんどう思う
てめえのカアサンどう思う
街のオジサン喜んでも
君の父さんは喜ばない
#3
私の家計簿には
会社名と金額を書く
例えば「柿ピー198円」
→「〇〇製菓に198円」
不誠実な会社には
金はくれてやらない
#4
レのサパテアードすき
#5
初秋の某夜
二時まで起きていた
***
小便に向かう途中に
踵が何かを巻き上げた
照らした灯の下
私は
百足を蹴っていた
***
お互いに緊張が走る
彼は逃げ場を求め
私はキンチョールを探した
彼から一時的に目を離したが
最後にトイレに逃げるのを見た
しかしながら
戻ってみるともぬけの殻
「知能あるやん」
***
しばらく途方に暮れ
私は顔を洗うことにした
静夜に響く水の音
タオルで顔を拭いつつ
目の端で再び彼を捉えた
「所詮はボウヤか」
(この後は省略)
#6
どんなに尊敬され
お金を稼いだとしても
女の子に嫌われるのは辛い
#7
愛だの恋だのと綺麗事を抜かすな
#8
私のために働いてくれる物が好きだ
私のために働かない物はゴミだ
私は私が働くからといって
誰かから好かれるのはゴメンだ
私はあくまでも私のために働きたいからだ
#9
Death, The Only Way to Heaven.
天国に行きたいならまず〇ね
#10
値引きされた薬味は買うな
もし彩りを添えたいなら
その辺の草の方がまだマシだ
#11
夜も更けて
寝るぞの段で
蚊の羽音
血眼なりて
ブチ殺しけり
#12
この財布には必ず50万円入ってくる
#13
これは決別ではない
#14
一日の始まりと終わりに
スマホを手に取る
僕は熱心なtwitter教徒だ
#15
女からお金がこぼれる